2015年12月10日木曜日

最強のリップクリーム

こどものころから冬場は常に唇がひび割れていた私としては、リップクリームは必需品。

でも、正直これぞというものにはいまだかつて出会ったことが無かった。
最終的には無難なところで近江兄弟社のメンタームに行き着くのだけど
まあ、乾燥してつっぱるのをごまかす程度。

ところが最近、ちょっと良いものを見つけました。
それがこれ。
ワセリン。
あの、ボクサーが試合の時に顔に塗りたくってるあれ。
こどものころちょっと憧れたあれ。(自分だけか?)

これを寝る前に塗るのだけれど、塗るというよりは置くという感覚で、唇が重さを感じるくらいたっぷりとのせてそのまま寝る。

たまたまやってみたらこれが効いたんですよ。
ひび割れが閉じるまでは行かなくても結構修復された気がします。(気?)

薬局行くと売ってます。意外と安い。量もある。無味無臭。
ハンドクリームや化粧品なんかにもたいてい入ってる、要は純粋な脂肪と言えばいいのかな?
保湿効果だの保護成分だのなんだかんだが何にも入ってないのが一番効いたってのも
皮肉な話ですよねえ。

なんでこんなもの持っているかというと、もちろんボクシングをしているわけではなくて、
手に塗るためなのです。

掌蹠膿胞症を抱えている人ならほぼ必ずと言っていいほど持っていると思います。
この「しょうせきのうほうしょう」という名前を知っている人はたぶんそんなには多くないと思いますが、めちゃくちゃ珍しい病気でもないように思います。
重い、軽いはかなりありますが。

私の場合はかなり軽い部類だと思います。今は寛解状態といったところ。
つまり、完全に治ったわけではないけれど、まあ何とかなっている、といったところでしょうか。
どんな症状なのか、は詳しく書きませんが(めんどくさいので)手のひらや足の裏だけに現れる原因不明・治療法分からずの独特な皮膚症状(中には体の痛みを伴う重症の人も。ちなみに私のいとこはその重症患者のひとりです)。

今でも手のひらに強い刺激がかかると、皮膚が薄くなったままなので、あっという間に割れたり切れたりします。
なので昔やっていたジャンベ(西アフリカの太鼓)はあまり叩けなくなりました。
まあ、叩けなくなったのはほかの理由も沢山あるけど。

一時はほんとに絶望的な気持ちになった時もあったけど、(「両手が使えなくなる!!」)今は「まあこの程度なら何とかなるか」と思えているレベルなので、よしかなと思っています。

いとこも前よりだいぶ良くなってるみたいです。そして三人の子供と格闘しています。
なのでっていうのはおかしいけど、発症しちゃった人、悲観しないでね。
まわりで知ってる他の患者さんも改善してる人がほとんどですから。

そうそう、リップクリームだった。

これ昼間塗るとテッカテカ、うるうるの魅惑的な唇になるので、見た目の問題でお勧めしません。





2015年12月1日火曜日

ペットボトルキャップ、たぶん最終形。

この前初めて反応があった、便利なペットボトルキャップ。
自己満足な、更なる進化を遂げています。

ペットボトルから直接飲むとなると、どうしてもラッパ飲みになります。
こっそりひとくち飲みたいときには、その姿ではあまりに目立ちます。
そこでストーローで飲むことにしました。

台所の棚にあった、いつからあるのか分からないストローを一本。
作業場の隅に転がってたゴムチューブひと切れ。(よく洗いました。)
たまたま太さがぴったりだったので、切ってつなげてはい、できあがり。
こいつをペットボトルに差し込む。
フタを開けると・・・
ゴムチューブの弾力でストローが飛び出します。(ストローちょっと長すぎました。)

それでは、動画でどうぞ。


(そうそう、ゴムチューブはお勧めできません。最後に「ご、ごご~」って空気を一緒に吸い込むときにかなりゴム臭がします。不快です。自分はこのまま使いますけど。)

2015年11月6日金曜日

注連縄の準備

今日は来年の注連縄を作る藁の掃除をしました。

私の場合特に、注連縄用に刈った青い藁ではなく、収穫後の藁で作るので
掃除は欠かせません。
左;掃除前/右;掃除後
掃除をするとひと束が半分くらいになってしまいます。
取り除いたすさの一部は、出来上がった注連縄を磨くのに使います。
「藁は藁で磨く」と、しめなわの作り方を教えてもらった時に一緒に教わったのですが、
ほんとにきれいな光沢が出ます。

昨年は12月に入ってから急に思い立って知り合いに藁を分けてもらい、
年末までにぎりぎり間に合わせることができた次第。

作るなら早めに、と、今年は近所でお米を作っている方に早めにお願いしておきました。
なんと、無農薬有機栽培のお米の藁ですよ。藁だけは一級品です。
お代は自分が焼いたパンで物々交換です。

ちなみに下の写真は以前作った極小しめなわ。(携帯電話で撮影)
紙垂(しで)の折枚数が変なのはご愛嬌。たばこは吸いません。

久しぶりの藁。いい匂いですねー。香ばしいというのかな。頭を突っ込みたくなります。


正直ここ2か月以上、体調の方があまり良くないです。
しかもだんだんしんどさが増しているような感じで結構参っています。
それまでしばらく自分でも驚くほど調子が良いのが続いていたから余計かも知れない。

とにかく体が重く疲労感が続きます。
ほぼ毎晩夢を見てうなされます。時にはびっしょりと寝汗をかいて目が覚めたり。
熱が出たり、運動したわけでもないのに息があがったまま、下したり、吐いたり・・・。
部分減薬の影響もあるのかなあ・・・。副作用(今の薬は効果も感じたけど、
動悸、息切れも最初ひどかったから。)の波が来たかな?・・・わかんないや。

昨日は午前中にへばってしまい、指先にも力が入らない。
少し休んでみることにして、30分ちょっとソファにもたれてウトウトしたら
結構楽になりました。
なので今日は朝から少し動きを軽めにしてみたら、夕方近所の空き地で
藁の掃除ができました。
無理をせず、三束でやめて帰ってきたつもりが
帰ってきたらしばらく動けずに部屋で座り込んでいました。

くだらないことたくさん書いているから、「いろいろやれているじゃないか」
と思う人の方が多いんでしょうねー。実際くだらないこと結構してますし。

まあ、そんなこんなですが、諦めずに日々一歩一歩、こつこつとやれることを。
そんなふうに過ごしています。
だいじょうぶ。

しめなわはまた出来たら載せるつもりです。

2015年11月5日木曜日

柿渋は元に戻らない。

柿渋。

結論から先に言います。
いろいろやってみました。調べました。
固まった柿渋は戻りません。諦めるのみ。

ときどき使うことがあるのだけれど、いつも使いきれない柿渋。

100mlという一番小さいビンで買っても、使い切る前に固まってしまう。
(柿渋は一度開封して酸素に触れると酸化が始まって、時間が経つと固まって使えなくなってしまうんです。)
一度に必要な量が少ないからなんだけど、それ以上少ない量では売っていないので仕方がない。毎度もったいなくて悔しい思いをしてしまう。
前回違う用事で購入したビンを確認してみたけど、残りは案の定ほとんど固まっていた。

今もまた、使う用事が出来たのだけど、短期間にまとまった量を使う訳ではないので
色々迷っているのです。

そんなこんなでホームセンターの塗料の棚の柿渋を手に取って眺めていたら、
ボトルの側面にこんなことが書いてありました。

「ゼリー状に固まることがありますが、湯煎するか、少量の水を加えて煮沸すると元に戻ります。」
えっ、…。

早速家に帰って試してみることに。

まず、元の瓶ごと湯煎。竹串で中をかき混ぜる。

変化なし

15分経過

変化なし

鍋にあける(直接煮沸方法に移る)

変化なし

15分経過

変化なし

つまり、変化なし。
上左;固まった柿渋 上右;瓶ごと湯煎する
下左;鍋にあけて水を少し足す 下右;煮詰まった柿渋


インターネットで色々商品説明を見ていくうちになんとなく気が付いた。
次の日もう一度ホームセンターに行ってよく読む。
やはり。
多分こういうことだと思う。

・開封前の状態でゼリー状に固まったものは、元に戻る。
(つまり酸化しているわけではない。)
・開封後の固化は酸化であり、これは元には戻らない。

というわけで、ひとつ学びました。
ひとつじゃないな…
柿渋を煮る時は換気扇を最強にするべし。前掛けをするべし。捨てる場所、方法を前もって考えておくべし!熱いうちの柿渋の鍋は部屋から出すべし・・・つまり、臭いんです。
もうやらないからいいけどさ。

あーあ、量り売りしてくれないかなーーー。

2015年10月31日土曜日

インスタント干し柿(なんちゃって干し柿)

何年か前から毎年一度はつくっている、
「なんちゃって干し柿チップス」を今年もつくりました。
これけっこういけるんですよ。

この辺りは甘柿しかなく、
渋柿の渋を抜いて甘くして食べるというのを知ったのは大人になってからで、
渋柿はみんな干して食べるのだと思っていました。

甘柿は家庭では保存がきかないし(熟れちゃう)、
しかも時期には結構な量を一度に頂いたりすることもあって
「なにか方法ないかな~」と思っていた時に、試しに干してみたら結構良かった
という代物です。
甘柿の干し柿。

こんな感じ。
要は皮をむいて薄く切ってから天日で干す、というもの。
(丸のままだとただ熟しちゃいますから。)

上の写真↑
上半分が丸一日干したもので、下半分が今まさに切って置いたばかりの柿。
(一日でかなり小さくなっているのわかりますか?)

一日干したら裏返します。↓
上はひっくり返した後。下はひっくり返す前(白っぽくなっています)。

一日後。↓
下の写真の下半分が干し始めた柿。
上の写真の下半分が一日干した柿。

干すときの柿の熟れ具合によって味や食感に違いが出来ます。
熟している方が乾きが遅く、干した後もねっとりした感じ。
味も干し柿に近い感じになります。
若目の柿は歯ごたえが残ってサクッとした感じ。

切り方でも変わります。
厚めにしたり、薄めにしたり。
縦切りにしたり、輪切りにしたり。
私は‘厚めの縦切り”が好きです。
切る時の厚さはあんまり薄いと紙みたいになってしまうので、割と厚くてもいいかと。
私は8mmくらいに切るのが好きかな~。


完成。
食べてみて中が生じゃなければ完成です。

ざるの上半分が熟れた柿で、下が若い(硬め)の柿。
若いものは干すと白っぽくなるんだけど、熟したのは干すと色が濃くなるようです。
不思議。
干し加減はお好みで。途中で時々様子見でつまむと途中もおいしい。

干したばかりは温かい時もあるので、冷ましてから密閉容器か密閉袋に入れて
冷蔵庫で保存するとかなり持ちます。(常温でも割と持つ。)

この時期お天気が良ければ大体2~3日でできちゃいます。
本物とは味の感じが違うので面白いです。

干し柿って、まるっと一個食べるのがちょっと多いと感じる時があるんですが、
これだと手軽につまめるのでそこも気に入っています。
持ち運びにもいいし。

一度お試しあれ。

2015年10月23日金曜日

セルカレンズ(マクロ)の自作?

ipodが唯一の記録機材なので、いろんなところで限界を感じるこの頃。

アサラトの表面のちいさなヒビ。写したくてカメラを寄せてもどうしても写せない。

調べてみたら「セルカレンズ」という便利なしろもの発見。
スマートフォンのカメラレンズに、直接別のレンズを取り付けるだけで,
ワイド撮影や接写、魚眼撮影ができるんだそうで。

こりゃいいな、と思って検索してみるとアマゾンなど200円台から2000円台までピンキリです。

安物買いのなんとやらは嫌だし、2000円は出したくないしなあ。
今のところアサラトの表面撮影くらいしか使い道浮かばないし・・・とそんな時、
またもや思いついてみました。

ipodで虫眼鏡(ばあちゃんは天眼鏡って言ってたな)覗いて撮ったら一緒のことでは?・・・
で、やってみました。

上の画像が何も使わずに新聞の文字を限界まで寄って写したもの。
下がレンズを押し当てて撮ったもの。
やはり歪みは出ましたが、使えそう。

今回使ったのは、下の方についてる倍率が高くなる部分。

それならこれも?と、ダイソーで買った時計組立用レンズを持ってきてみました。。
刃物を研いだ時に刃先の具合を見るのに使ったりしているもの。
覗いて撮ってみた。ちょっと面白いぞ。
よく見たらレンズの部分が取り外せそうだったので、外してレンズだけをカメラレンズに(ケースの上から)押し当てて(セロハンテープでくっつけて撮ってみる。

思ったより歪みが無いか。一番ハッキリしてて、大きく写るかな?
カメラでカメラは撮れないので、ケースだけ写すとこんな感じです。
腕時計を修理する職人さんが目にくっつけて使ってる(っぽい)やつです。

上の画像が通常のipodで撮ったもの。下がこの黒い筒についていたレンズをくっつけて撮ったもの。
ただ、接写にして使う時の注意が一つ。通常撮影よりも手ブレの影響が出やすいです。
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今まで気づかなかったけれど、本体に「本体 ABS レンズ ガラス 21mm」と書いてある。
しかもひっかいて傷をつけて書いたような文字で、手書きとしか思えない。内側には「JAPAN」の文字が。
これ、100円!?でいいの?

何はともあれ、これで用は足せそうなので購入は見送りです。
今後、研究報告などに活用されるでしょう。
(ワイドレンズはどうやったらできるかな?気になりはじめた。)

2015年10月22日木曜日

どんぐり紛れ込む

栗蒸したら、どんぐり一緒に蒸しちゃってたー。
今年は山栗がが豊作でうっかり拾い過ぎて処理に困ったので、蒸してから干して「かち栗」にすることにしました。
蒸した後ざるに並べて、一週間ほど干した後からをむいていたら・・・ひとつだけどんぐりが。
干し上がるまで気づかなかった。
よかった、食べなくて。
明治生まれのばあちゃんが言ってた。「昔は食うもの無かったからなんでも食べたけど、どんぐり搗いた「ならもち」だけはまずかった・・」って。

ほんとは水で戻してから食べるんだけど、固いまましゃぶりながらガリガリ噛むのがやめられない。

2015年10月16日金曜日

作ってもらったペンケース

もう何か月も前になりますが、革のペン入れを頼んで作ってもらい、毎日使っています。
特注品ってやつです。
私が笛を作ったので、そのお代として破格値で作ってもらっちゃいました。

笛をお渡しした帰り、パン屋の喫茶コーナーで抹茶オレを飲みながら、遠慮なく細かい注文を出し、その場で絵をかいたりして採寸してもらい出来上がったら連絡をもらうという話で別れました。

いつも使っている雑記帳は自分で板紙をガムテープでつないで表紙にして、その間に市販のA5の紙を挟んだ物なのですが、ただ挟んでいるだけで中身が落ちてしまいます。

なので小さい袋に入れ、ペン類は袋の縁に挟んで持ち歩いていました。
ところがペンが重くて袋が下がってしまうのです。ペン入れだといちいち出すのが面倒くさいし、
かさばりますし・・・。

「こういうのが欲しいなー」という形は頭にはあったのですが、そんなの売ってるの見たことないし。そんなときのお話だったので「渡りに船」とはこのこと、てなわけで・・・

こちらがその品です。
(総本革製、手縫い!)
左から、水性ボールペン、万年筆、3色ボールペン、ペン型消しゴム、筆ペン、
修正ペン、シャープペン、カッターナイフ、でフルセット。
しばらく使っているのですでにちょっと傷やへこみが。
横から見るとこんな感じ。

これが自作?のノート。

重ねるとぴったりの大きさ。

こんな感じでふたつとも袋に入れます。(袋は今後自分でぴったりの大きさのものを作りたいと思っているのですが。)
兄が子供のころに使っていた袋です。かわいいけどよれよれ。
ひじょーーーーーに、使いやすくて、気に入っています。

何しろ、
サッと取り出して机に置けば開く必要もなく、どこに何があるかひと目でわかる。
ゴロつかない。しまい忘れが無い。
カバンから取り出しやすく、入れやすい。
ペンの後ろにメモ用紙や、薄い定規も入れられる。

逆さになってもペン結構落ちないですし。

これ商品化したら結構いいんじゃないいかなあ。自分だけかなあ。
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今回注文して一番思ったのは「注文する人の気持ち」。

基本今まで自分の欲しいものは自分で作ってきたので、頼まれることはあっても頼むことはほとんど経験がありませんでした。もちろん注文出来なかったのは経済的な理由も大きいですが。

絶対自分ではムリ!という訳ではなくても誰かに作ってもらうというのはとても新鮮でな経験でした。

楽しみだな~、どんなふうになるのかな~、早くできないかな~、でももうちょっと待つのもいいなあ~ポワワワワ~ン・・・
といった、ワクワク感。こんな気持ちなのかな、みんなも。

そう思ったら、今後の受注にもいままでとはまた少し違う気持ちで向かうような気がします。

こういうのも大事だな。と感じた経験でした。

ありがとう、tachimasaさん。大事にガンガン使ってマース!

2015年10月12日月曜日

アサラト玉割れた、ので接着そしてオイリング

初めに言います。また、アサラトです。

紐のこといろいろ言ってたら、玉、割れました。
なので、接着剤(木工用ボンド。瞬間接着剤が効かなかったので。接着剤が悪かったのかな?)を練りこんで直しました。(要はくっつけた。)
(*後日追記:その後すぐ、結局直せないほどに割れました。)

段差は出来たけど一応くっついたみたい。
ついでなので、しっかりオイリングもしてみることにしました。
以前お店の人に「細かいひび割れはオリーブオイルを塗りこんでラップに包んで一晩おくといいですよ」と教えてもらったので、その方法でやってみます。
 オイリング前の玉です。かなり角ばってますね。買った時ってどうだったかな?
穴は使っているうちに少しずつ欠けて大きくなってしまっています。

気持ちいいくらいテカッてます。
手のひらにオイルを数滴たらし、揉むようにして擦りこみました。
手に残った油分を甲の方にも擦りこみ終了。おかげで手の方もしっとり。

ちなみに今回使ったオイルはこちら。
はっきり言ってアサラトにはもったいないと思う。
それは私も分かっている。

その後ラップに包みます。
こんな感じで密着させて一重のと、ぐるぐる巻きで。
ラップはいわゆる塩素入りのぺたぺたよくくっつく方のもの。(燃やすと良くないガスが出るやつ。)ポリと違ってその密着性が売りなのに、母は「なにこれ。くっ付いて使いにくいから嫌。」とにべもない。それを売りにするために体に悪い材料使ってるのに、リケンはどうしたらいいんだ。

で、このままの状態で室温約20度くらいで24時間放置
おお、テカリが消えている

実は前日にこのオイリングが終了した後、私をバカにするかのようにもう片手分のアサラトが割れました。今度は直しようがない状態。
こんな感じ。はー。私に何を伝えたいんだ!
「投げ練はまだお前には早いっ!」のかっ!

話を戻します。
結果なんですが、
ほとんど変化なし。
まあ、買ってから隙間をボンドで埋めたりハンドクリーム擦りこんだりと、それなりに手入れしてきているので今更なのかもしれませんね。
やっぱり痩せて角ばったらもう元には戻せないのかな。角張るとアタックの時に当たりにムラができて音が安定しないですよね。
(ちょっとできる人みたいな言い方してみた。)
上が今回手入れした物。下が手入れする前に割れたもの・・・。
手入れ直後の方がつやが消えています。きっと使っているうちにつやが出てきていたんでしょうね。
でももう、一緒の道は歩めないの…。

音は手入れの前後でほとんど変化ありませんでした。
前述したとおり何もしていないものに油を施したわけではないので、そういう結果になったのかもしれません。
もともとアタック音が小さめ(こもった感じ)だったので、逆にそれがうるさくなくて練習用にはよかったんですが。

その後使ってみましたがやはり多少手に油ぽい感じが残ります。でも、そんなにベタつくというほどでもないので使っていればなじむ気がします。

あまり参考にならない結果に終わった気がします。

2015年10月11日日曜日

アサラト紐の個人的考察⑤「まとめ」

①,②,③,④、と紐についてうだうだ書いてきましたが、今回はその他含めて最終回、「まとめ」です。
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今回各紐の紹介をみて、参考にしようという方はたぶん自分で紐を変えてみたいという方ではないでしょうか?(それ以外に一体何に?)

という訳で、「紐の交換」ということについて書きます。

・・・・その前に、紐について自分で調べている時に、ロープそのものについて詳しくてわかりやすいサイトがありましたので興味があったらご覧ください。こちら→(なんと漁網に関するページでした。)
最初に載せてよ、という感じもしますが。→だって途中で見つけたんだもん。

えーっと、
・「紐の長さ」片手分で約40㎝は用意すると良い思います。手の大きい人や初めてで失敗が怖い人などはもう少し長くてもいいかもしれません。
少しでも長さが足りないと全く使えないので、長すぎて失敗は無いと思います。*下記の紐交換の手順の項に付け足しがあります。

・「穴の大きさと紐の太さの関係」ですが、出来るだけ近い大きさがよいと思います。
5㎜の穴なら5㎜のロープ。といった具合に。穴を小さくすることは出来ませんが大きくすることは出来るので、太いロープを使いたい場合は穴を拡げる手もあります。
*ただし、この作業も失敗したら戻せません!!!

・「紐の太さ」ですが、正直5㎜と6mmでは私はそれほど違いを感じませんでした。
自分が目にした範囲でしかありませんが、5㎜弱から6mm強くらいの間のものが多いような気がします。
紐自体はそれほど高いものでもないですし、いろいろ、替えてみて遊んでみるのもよいかと。

・「交換作業について」
アサラトの玉は完全な球ではないので、置くと必ず転がります。
なので紐を外すときは、ひとつにひとつずつカップのような入れ物があるとやりやすいです。
(中身もこぼれませんし。)お盆のようなものの上でするのもいいですね。
その他に、よく切れるハサミ・テープ・ペンチ・定規なども用意してから始めるとよいかな。ペンチは紐が通りにくい時に引っ張り出すのに便利です。あんまり無理すると玉が割れるかもしれないのでそこは穏便に。

紐交換の手順、私の場合。(玉から前の紐を抜いた状態から)
・端の処理をする
・片側を軽く結ぶ
・玉に通す。
・もう一つも通す。
・反対側も軽く結ぶ。
・掴んでみて(グラブの状態)大体よさそうなところで結び直す。
・少し長めに残して余分を切る。
ザイルの場合、結び残りが2センチ以下はやめた方がいい気がします(せめて1.5㎝くらい?)。なぜかというと、後の修理のこともありますが、「ほどけやすい」のが一番の理由です。かなりしっかり結んでいても残りが短いと演奏しているうちに弛んでくることがあります。演奏中に「なんか紐がのびてきたかも?」と感じたら紐の確認を。うっかりすると外れます。
・切ったところの処理をする。
・長さの位置を決めながら、左右均等の力加減でしっかり結ぶ。
(綿ロープの場合はこの時点で初めて端のテープを取る。)

大体そんな感じでしょうか。

また今後気づいたり間違いを見つけたりした時は書き直します。

2015年10月10日土曜日

アサラト紐の個人的考察④「ナイロンロープ」

今回は「ナイロンロープ」です。
と書いておいてなんですが、本当にナイロンかどうかちょっと自信がありません。

要は、パチカの紐」です。
私が現在持っているアサラト及びパチカは以上の三点で全てです。
一番右がパチカですね。
このパチカ、10年以上前に友人からもらったもので、私が最初に出会ったのはアサラトではなくこの「パチカ」でした。
先日アサラト仲間に言われて初めて知ったのですが、今のパチカとはロゴが違うのですね!
今のに比べて文字が大きい!「これから売り出すぞ!」という製作側の気合の表れでしょうか?
使っているので少し表面が毛羽立っていますが雰囲気は伝わるでしょうか?
太さは約5㎜。穴の大きさも5㎜。かなりぴったりしていて動きません。(どうやって通しているのかな?)
紐を玉から引っ張り出した所。この部分はたぶん新品当時のままなはずだと思う。今よりしまっていて光沢もあります。今より少し張りがあって硬い。
このロープもいわゆる「石目打ち」と呼ばれる編み方ではないかと。ザイルと違い芯が入っていないもの。
詳しくは「ザイル」のページか、「まとめ」のページも見てみて下さい。
今の硬さはこんな感じ。片手分37グラムです。コイズミさんのカスタム(約50mm玉)が42グラムくらい。
あわうみさんも50mm弱玉で40グラムくらいだったのでパチカは軽めなのかもしれませんね。
・ザイルよりは反応が柔らかなのだけれど綿ロープほどクタクタしていない。

・端の処理はザイルと同じように火であぶって指先でまとめる。ただし、二重にはなっていないので簡単です。(火傷にはご注意!)

入手場所は大きい手芸品店などもいいかもしれません。

・演奏に関しては、うーん、何しろ玉の素材が大きく違うので単純に紐の比較は難しいですね。
ただ、より紐より表面の凹凸が少ないことによる安定性はザイルに近いものがありますが、使っているうちに表面が毛羽立ってきますので、そこはザイルと違います。
始めのころは指の間が痛くなったのを覚えていますが、まだ指の間がアサラト用に鍛えられていなかったせいも大きいでしょう。


体調の悪化のせいも多分にありますが、だんだんレポートがざっくりしてきている感じが・・・。


2015年9月26日土曜日

アサラト紐の個人的考察③「綿ロープ」

今回は「綿ロープ」です。

カスタムされて販売されるものの中ではあまり使われていないような…
代表的なのは京都に実店舗がある「民族楽器コイズミ」さんのカスタムですよね。色は黒のみ。大抵在庫切れで予約注文と出ていることが多いです。
こちらは私持っておりますよ!

話がちょっとずれましたかね。
さて、特徴です。
・色の選択肢が少ない。(ほぼ白か黒のみ。)
・柔らかい。(注付き。下記にて。)
よりがあるため表面に凹凸がある。
・重さや太さが均一。
・結び目がきつく結ぶとほどきにくく長さを変えにくい。
・黒は汚れが見えないが白ははっきり?汚れる。
・端がほどけるため長さを決めて縛った後伸ばすのは難しい。
・自分で手に入れやすい。
・端をテープで細くすることが出来るので穴に通しやすい。
・安い。
・見た目が地味?さっぱり?
・初めは指の間が擦れて痛くなる。(自分だけ?)

「個別に細かい所」
「柔らかい」という項目ですが、自分で交換してみたいという方には気を付けてほしいことがあります。コイズミさんで購入した物は確かにとても柔らかく、指にしんなり巻きついてくるような感覚です。ですが一般にホームセンターなどで売っている物はどれも硬い!です。紐の中で一番硬いです。

後ろがコイズミさん。手前は買ったばかりの綿ロープを通したあわうみさんの玉。
結び目のごつさから見ても手前の固さが分かると思います。(玉の重さはややコイズミさんの方が重いとはいえ違いは数グラムです。)さらに、コイズミさんのものは太さが6mmあります。(白は5㎜。)
そこで、水に通してみることにしました。(端にテープを巻いてほどけないようにし、ネットに入れて他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗い、干しました。)

上が洗濯前。下が洗濯(1回)後です。
かなり変わりました。もう一度くらいやるともっと良いかも。

*後日、分かったことがあったので書き足します。
チェーン店のぼちぼち大きい手芸品店でコイズミさんのとそっくりの柔らかい綿ロープ(色は白のみ)を見つけました。ところが400円/m(税抜き)!!ホームセンターのものが70円/m(税込)だったので、約6倍!?結局買いませんでしたが、あれなら使いやすいと思います。(値段の違いはなんなんでしょうね?)

端のテープをとるのは最終的に長さが決まってからの方がよいと思います。

ちなみに上はコイズミさんのアサラト。指からの垂れ具合でもかなり柔らかいのが分かると思うのですが・・・。届いた時からこの状態でした。

②「穴に通しやすい」という項目ですが、ちょっとした小技を紹介。



ロープの先にセロファンテープを巻くのですが、先に向かって細くなるように、また、テープだけが余る位長く強めに巻きつけていきます。こうすると穴がきつめでも、出てきた先端のテープ部分を引っ張って通すことが出来ます。

③「値段やら。」
この手の綿ロープはたいていのホームセンターで切り売りがありますし、単位も10㎝で切ってくれることが多いです。ただ、色は白しかないところが多いです。今回使用のものは1m/70円でした。

④「演奏に関して」言えば、
またもやホイップですが、「ケンゴスペシャル」にはこれなんでしょうね・・・。きっと。動画サイトで見てから「いつかはケンゴスペシャルを…」という理由だけでコイズミアサラトを買ったのです。いまだにダブルホイップすらできておりません。10年後くらいにできてたらいいな。後、柔らかいからなのか、反応が繊細で、デンデンなどはやりにくく感じます。でもどなただったか忘れましたが、コイズミアサラトで目の前で問題なくこなしていらっしゃったのを見たことがあるのでこれも技術で解決できることなんでしょうね。

⑤ちょっと番外編。
綿ロープを探しにホームセンターに行くとたいてい「金剛ロープ」というものがあります。
ボクサーが使ってそうな本気感のある縄跳びなんかに使われていたりします。
これ、縄のより方(編み方)の違いなんですが、新品でも柔らかく、表面の凹凸も少ないのです。

こちらです。これは以前使っていたもので新品ではないですし、太さも違うのですが、見た目のイメージは伝わるかと思います。切り端がほつれにくいというのも特徴です。(化繊のものもあります。)
これを使ってみたいと思っているのですが、切り売りではちょうどいい太さが無く10メートル単位でしか売っていないので今のところ出来ず・・です。
これを使っているアサラトを見たことが今のところありません。何か理由があるのかな?白しかないというのもあるかな?

それでは。

アサラト紐の個人的考察②「ザイル」

今回は「ザイル」です。

「ザイル」、と言っていますがここでは「化繊でできたアウトドアで使用するロープ」といったくくりで使います。
カスタムされて売っているアサラトの多くがこのザイルを使っているように見受けられます。(ネットで見る限りですが。)なぜなのかは私には分かりません。紐の選択はかなり個人の好みが大きいような気がするのですが。

さてそのザイルの特徴ですが、

・紐の表面に凹凸が無く、滑りがよい。
・紐全体の硬さ、重さ、太さなどが均一。
・色の選択肢が多い。
・硬め。
・結び目が作りやすく、またほどきやすいので長さの調節がしやすい。(ほどけやすくもあるので注意!
・紐の先端を細くできないので玉の穴に通しにくい。
・紐の汚れが目立たない。(つきにくい)
・長く使ってても伸びない。

思いつくのはそんな感じかな。
ザイルは切った端の処理が他の紐とは違います。切りっぱなしだと先がばらけてしまいますので、火であぶって少し溶かして固めてやる必要があります。

ひとくちに「ザイル」と言ってもザイルによって違いがあります。
それについて書いてみます。
①硬さの違い
同じ太さのザイルでも種類が違うと硬さに違いがあります。
「ヨットロープ」と呼ばれる船舶関係で使われるものもありますし、登山用でもクライミング用など様々あります。どれがどうとまでは言えないので中途半端な情報になってすみません。
以前ジャンベの皮を張るためのロープを釣具屋さんで購入したことがありますが、太さは違うものの今回山屋(登山用品店のこと)で購入した一番一般的らしい、安いものと性質はよく似ていました。



上の写真は今回購入した2種類のロープです。自然に垂らした状態の写真ですが、硬さの違いがはっきり分かります。
ザイルは芯材と被覆材とでできていますが、被覆材の編み方で表面の凸凹が大きいほど硬めになる傾向があるようです。
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*ここで追記です。後で思ったのですが、これはロープの編み方や打数の違いでないかと。つまり硬い方は「石目打ち」と呼ばれる組み数が少ないもので(12打ちや16打ちなど)、柔らかい方は「綾目打ち」といい、かなり細かく組んであるもの。
上の写真の上が「石目打ち」、下が「綾目打ち」だと思われる。間違っているかもしれません。ご自分で裏を取るか、指摘していただけるとありがたいです。
紐の考察⑤「その他」のページで詳しいサイトを紹介してあるので、そちらも見てみてください。
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続きここから。


玉に通して自然に吊り下げた状態。玉は、①で紹介したあわうみさんのアサラト玉です。

②演奏に関して。
硬いせいか玉と紐の反応が早いような気がします。(あくまでも「気」ですよ。)あと投げた時に空中で紐がまっすぐに伸びて回転する感じ?ホイップはうっかりすると飛んでいきやすい。まあ、かなり初心者の感想ですね。また、滑りがよいことから、玉の穴の大きさに合っていないと(ゆるいと)演奏中に玉が紐の中央の方へ動いてしまうことがあります。

極端にやるとこんな感じ。硬いものほどよりこうなる傾向がありました。
柔らかい紐に変えてやるとかなり軽減されました。

③その他
今回は5㎜のロープを用意しました。登山用品店で120円/1mでした。

ザイルに関して思い出せるのが今はこれくらいかなあ?また思い出したり、分かったことがあったら書き足します。
ちなみに、パンマンさんのカスタムアサラトや(あわうみ)、楽器屋JUNJUNさん(ネットショップ)のカスタムアサラトは基本ザイルのようです。JUNJUNさんのアサラトは欲しいなあと思いますが持っていません。あ、もちろんパンマンアサラトも。(触ったことはあるんですけど・・・)

追記;紐の長さについて注意事項があり。まとめのページの「紐交換の手順」に書きました。

それでは。