2015年12月10日木曜日

最強のリップクリーム

こどものころから冬場は常に唇がひび割れていた私としては、リップクリームは必需品。

でも、正直これぞというものにはいまだかつて出会ったことが無かった。
最終的には無難なところで近江兄弟社のメンタームに行き着くのだけど
まあ、乾燥してつっぱるのをごまかす程度。

ところが最近、ちょっと良いものを見つけました。
それがこれ。
ワセリン。
あの、ボクサーが試合の時に顔に塗りたくってるあれ。
こどものころちょっと憧れたあれ。(自分だけか?)

これを寝る前に塗るのだけれど、塗るというよりは置くという感覚で、唇が重さを感じるくらいたっぷりとのせてそのまま寝る。

たまたまやってみたらこれが効いたんですよ。
ひび割れが閉じるまでは行かなくても結構修復された気がします。(気?)

薬局行くと売ってます。意外と安い。量もある。無味無臭。
ハンドクリームや化粧品なんかにもたいてい入ってる、要は純粋な脂肪と言えばいいのかな?
保湿効果だの保護成分だのなんだかんだが何にも入ってないのが一番効いたってのも
皮肉な話ですよねえ。

なんでこんなもの持っているかというと、もちろんボクシングをしているわけではなくて、
手に塗るためなのです。

掌蹠膿胞症を抱えている人ならほぼ必ずと言っていいほど持っていると思います。
この「しょうせきのうほうしょう」という名前を知っている人はたぶんそんなには多くないと思いますが、めちゃくちゃ珍しい病気でもないように思います。
重い、軽いはかなりありますが。

私の場合はかなり軽い部類だと思います。今は寛解状態といったところ。
つまり、完全に治ったわけではないけれど、まあ何とかなっている、といったところでしょうか。
どんな症状なのか、は詳しく書きませんが(めんどくさいので)手のひらや足の裏だけに現れる原因不明・治療法分からずの独特な皮膚症状(中には体の痛みを伴う重症の人も。ちなみに私のいとこはその重症患者のひとりです)。

今でも手のひらに強い刺激がかかると、皮膚が薄くなったままなので、あっという間に割れたり切れたりします。
なので昔やっていたジャンベ(西アフリカの太鼓)はあまり叩けなくなりました。
まあ、叩けなくなったのはほかの理由も沢山あるけど。

一時はほんとに絶望的な気持ちになった時もあったけど、(「両手が使えなくなる!!」)今は「まあこの程度なら何とかなるか」と思えているレベルなので、よしかなと思っています。

いとこも前よりだいぶ良くなってるみたいです。そして三人の子供と格闘しています。
なのでっていうのはおかしいけど、発症しちゃった人、悲観しないでね。
まわりで知ってる他の患者さんも改善してる人がほとんどですから。

そうそう、リップクリームだった。

これ昼間塗るとテッカテカ、うるうるの魅惑的な唇になるので、見た目の問題でお勧めしません。





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