2015年9月26日土曜日

アサラト紐の個人的考察②「ザイル」

今回は「ザイル」です。

「ザイル」、と言っていますがここでは「化繊でできたアウトドアで使用するロープ」といったくくりで使います。
カスタムされて売っているアサラトの多くがこのザイルを使っているように見受けられます。(ネットで見る限りですが。)なぜなのかは私には分かりません。紐の選択はかなり個人の好みが大きいような気がするのですが。

さてそのザイルの特徴ですが、

・紐の表面に凹凸が無く、滑りがよい。
・紐全体の硬さ、重さ、太さなどが均一。
・色の選択肢が多い。
・硬め。
・結び目が作りやすく、またほどきやすいので長さの調節がしやすい。(ほどけやすくもあるので注意!
・紐の先端を細くできないので玉の穴に通しにくい。
・紐の汚れが目立たない。(つきにくい)
・長く使ってても伸びない。

思いつくのはそんな感じかな。
ザイルは切った端の処理が他の紐とは違います。切りっぱなしだと先がばらけてしまいますので、火であぶって少し溶かして固めてやる必要があります。

ひとくちに「ザイル」と言ってもザイルによって違いがあります。
それについて書いてみます。
①硬さの違い
同じ太さのザイルでも種類が違うと硬さに違いがあります。
「ヨットロープ」と呼ばれる船舶関係で使われるものもありますし、登山用でもクライミング用など様々あります。どれがどうとまでは言えないので中途半端な情報になってすみません。
以前ジャンベの皮を張るためのロープを釣具屋さんで購入したことがありますが、太さは違うものの今回山屋(登山用品店のこと)で購入した一番一般的らしい、安いものと性質はよく似ていました。



上の写真は今回購入した2種類のロープです。自然に垂らした状態の写真ですが、硬さの違いがはっきり分かります。
ザイルは芯材と被覆材とでできていますが、被覆材の編み方で表面の凸凹が大きいほど硬めになる傾向があるようです。
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*ここで追記です。後で思ったのですが、これはロープの編み方や打数の違いでないかと。つまり硬い方は「石目打ち」と呼ばれる組み数が少ないもので(12打ちや16打ちなど)、柔らかい方は「綾目打ち」といい、かなり細かく組んであるもの。
上の写真の上が「石目打ち」、下が「綾目打ち」だと思われる。間違っているかもしれません。ご自分で裏を取るか、指摘していただけるとありがたいです。
紐の考察⑤「その他」のページで詳しいサイトを紹介してあるので、そちらも見てみてください。
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続きここから。


玉に通して自然に吊り下げた状態。玉は、①で紹介したあわうみさんのアサラト玉です。

②演奏に関して。
硬いせいか玉と紐の反応が早いような気がします。(あくまでも「気」ですよ。)あと投げた時に空中で紐がまっすぐに伸びて回転する感じ?ホイップはうっかりすると飛んでいきやすい。まあ、かなり初心者の感想ですね。また、滑りがよいことから、玉の穴の大きさに合っていないと(ゆるいと)演奏中に玉が紐の中央の方へ動いてしまうことがあります。

極端にやるとこんな感じ。硬いものほどよりこうなる傾向がありました。
柔らかい紐に変えてやるとかなり軽減されました。

③その他
今回は5㎜のロープを用意しました。登山用品店で120円/1mでした。

ザイルに関して思い出せるのが今はこれくらいかなあ?また思い出したり、分かったことがあったら書き足します。
ちなみに、パンマンさんのカスタムアサラトや(あわうみ)、楽器屋JUNJUNさん(ネットショップ)のカスタムアサラトは基本ザイルのようです。JUNJUNさんのアサラトは欲しいなあと思いますが持っていません。あ、もちろんパンマンアサラトも。(触ったことはあるんですけど・・・)

追記;紐の長さについて注意事項があり。まとめのページの「紐交換の手順」に書きました。

それでは。

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