野点用の柄杓をつくりました。
ひょんなことから請け負ったものです。
と言っても、私に茶の嗜みがあるわけでなく、知識もありません。
「三日後に使う」という、締め切りだったので
図書館へ行く余裕もなく、インターネットとにらめっこ。
作り方はいくら探しても見つからないので、販売用の写真を見て
見よう見まねと、付け焼刃の知識でやりました。
竹筒の状態から、半日で仕上げて、
本人様の要望で 通常のものより容量の少ない 小ぶりのものを、という訳でこの通り小ぶりです。 |
お湯を汲む部分を合(ごう)と 言うんだそうで、そこを上から覗いたところ。 |
柄は差してあるだけです。 |
なんとか間に合い、持って行くと、たまたま入れ物にぴたりと収まり、これには思わず「ナイス!」
と、二人で。
気に入ってもらえて、嬉しい限り。 これからも、どこかで、誰かを もてなしてくださいね。 |
、
初めて知ったのですが、柄の差し込む部分を「月形」というのだそうで、(そこが一番難しく、気を使うにもかかわらず)ずっと頭の中で
「月様、雨が…」
「春雨じゃ、濡れてゆこう・・・」
と、ぐるぐるしていました。
そんな、煩悩にまみれたひしゃくです。
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