(玉振ったり投げたり刺したりばかりしてたわけじゃないですよ。)
その中でちょっと変わった依頼が「水箱の修理」というものでした。
先週の日曜日に無事お客様にお渡し出来てほっとしています。
この「水箱」、私は名前を聞いた事も無く、そんな道具があることも初めて知りました。
釣りの道具なんだそうで、その名の通り見ただけではほんとにただの箱。
修理が終わった水箱 |
お聞きすると、20年以上前に購入したもので、しばらく使わない間段ボール箱に入れて押入れに仕舞ったところ、結露で金具が錆びた上に蓋が二か所大きく割れてしまったとのこと。
修理して又使いたいということでしたので、基本的には蓋の修理、取り付け、金具やねじの錆び取りや交換、はがれかけた防水板の接着といったところ。
割れたり剥がれたり |
小物入れの蝶番 錆びついてねじの頭もつぶれていた |
抜いてみるとほとんどのねじが 錆びていたので、ねじのみすべて交換 |
ご本人も工作をされるので、出来るだけ費用を抑えてご自分でできることは手をつけない、
金具の交換なども最小限で行うことになりました。
錆びていた金具は錆を落とし磨いた後 軽くクリヤーのスプレーを吹いた |
小物入れをあけたところ 蝶番を取り換え、鍵?の役割のマジックテープも 新品に。 |
ひっくり返した所 |
こんなふうに付属の板を箱の側面に差し込み(ここに餌を置いたり、竿を固定したりするのだそうです)、
ご本人にモデルになっていただきました |
こんな感じに箱に直接座って釣りをするんだそうです。
写真では脚が出ていないのが残念。
知らない世界があると、そこには必ず知らない道具がありますね。
そういうものに出会えるとうれしくなります。
面白い仕事をさせて頂けました。
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