2016年1月26日火曜日

干しイモ三種

家にあったサツマイモを干しイモにしようと茹でてみたら(一般的には蒸すのだと後で知った)三種類あったみたいで、完成したらこんな風になった。
下のサツマイモだけ輪切りもやってみた。
結果は歯応えの感じが変わるけどそれ以外は変わらない。
個人的には普通に切った方が好きだった。

左上のさつまいもは茹でた時からきれいな橙色で、干してもきれいなまま。
一番柔らかくておいしくなった。どうやら叔母の家から送られてきた物らしい。
品種分からず。ただ、甘いんだけどちょっと果物のような感じで、芋っぽくない不思議な味。

右上は「シルキークイーン」だったっけ?違った。「シルクスイート」でした。
粘質のさつまいもって書いてあったから、干すのによいかと買ってみたもの。
干しイモらしい香りがした。でも、あんなに柔らかくない。でも味は干し芋に近いかな?

下。普通の?さつまいも。干すとカッチカチになる。
甘みも強くない。

個人的には売っているような豊かな味よりも、甘みが足りなくていつまでも噛まなきゃいけないようなものが好きなので、これで十分。

買うと高いし。

チビチビ食べたら、春まで持つかな?いや、ないな。

大根ステーキ

先日百円で買った大根は、まずは「だいこんすてーき」として食べました。
どうしても、あの大きさを感じながら食べたかったので、輪切りで。
こんな感じで。

輪切りにして、ごく少しの水でちょっと固めに茹でてから、少しのベーコンを軽く炒めて出た油で大根の表面をこんがり焼きます。味付けはベーコンの塩気があるので、ほんの少しの塩と白コショウ。
竹のナイフで切り分けながら・・・。しあわせだ・・・。

大根をこよなく愛する私であります。

この時期、食卓には「今日の大根」と銘打って、毎晩大根サラダを出します。
と言っても、たいていはただ千切りにして、梅ドレッシングにするのか、ポン酢にするのか
すりごまともみ海苔にするのか位の違い。
たまにひじきが入ったり、千切りじゃなくておろしになったり。

皮はきんぴらか、炒め漬けかな。

葉っぱは色々ですね。茹でてよし、炒めてよし、漬けてよし。

だいこん・・・・。すきだ・・・。

2016年1月24日日曜日

アサラト紐の個人的考察⑥「番外編」

紐について書いてからも、いろいろ試行錯誤は続いていて、
新たに試してみたり、気づいたことを足してみようかと。

アサラトとは関係ないものの材料を買いに、大きな手芸品店紐の売り場に行ったら、
アサラトに使えそうな紐を幾つか見つけたので、買ってみました。

全て素材は綿です。
太さもみんな5mmのはずなんだけど、なぜか使ってみるとかなり違う。
真ん中の2本は伸縮性が大きくて、伸びた時にさらに細くなる感じがあるのでアサラトには不向きでした。

一番左も手で引っ張った時はそうでもないけど、アサラトに使うとのびる感じがして使いづらい。

右から2本は、「ロービキ紐」とか「ワックスコード」とか言いますが、
表面が「蠟引き」してある?ので手触りはちょっとザイルっぽい。
切り口がほつれないのも特徴です。少し硬さもあります。
使ってみたら結構良い手ごたえ。
色や柄もただの綿ロープより豊富ですし。
欲を言えばもう少し太いのが欲しいです。
単色ではなく「段染め」にしてみました。
拡大画像。
ザイルはしっかり縛っても結び目が緩みやすいのですが、これは弛むことないです。
見た目が珍しいから、使ってみるのも面白いと思います。
ちなみにこの店では170円/mくらいでした。

練習会仲間に聞いたところ、金剛打ちのロープもザイルのような反発は無いけれど結構使える、と言っていました。
自分もいつか試してみたいです。

2016年1月22日金曜日

初荷は「ポーチ」


 今年最初の納品(注文品)は、木でも竹でもなく「「布製と革製のポーチ」でした。

昨年末に〆飾りと並行(蛇行?)して製作しておりました。
年が明けて元日の夜から寝込んだものの、無事、納めることが出来てホッとしました。
(1月9日納品済み。)

普段布物と、革物は仕事としてはあまり受けないようにしているのですが
今回はいろいろ条件がそろったこと等でやらせてもらうことにしました。



上の黒いポーチですが、最初の赤とベージュのポーチと似ていると思いませんか?
それもそのはず、「この黒いポーチと全く同じものを作ってほしい」という依頼でした。

元の黒いものは、アメリカの有名ブランドの作ったもの(TU??)。あるアメリカの航空会社のビジネスクラスに乗るともらえる(アイマスクなんかが入ってるやつ)んだそうです。

家に持って帰って使ってみたら自分の持ち歩きたいものにぴったりで、大変気に入っていたのだけれど何しろ飛行機に乗らないと手に入らない。

そこで、「とにかく、寸法から開き具合までぴったり同じ大きさのものが欲しい!」

・時間はどれだけかかっても一向構わない。
・色は黒じゃなくて、明るくしたい。(カバンの中で見つけやすいように。)
・素材は何でもいい。(元型はナイロン製。)
・「う~ん、赤もいいなあ、革もいいなあ・・・いや、二色使ってあるのもいいなあ~・・・。」

ふむふむ。
付き合いも長く、「赤と言ってもどんな赤が好きなのか」、「明るい色とはどんなイメージなのか」などがよく分かる人でしたので、あとは時間かけて良いものを作れば納得してもらえると思いました。

布製は赤とベージュのオックスのコンビ。
型紙は元のカバンから測って起こしました。
写真だと色が上手く写らなくて残念。
中は裏地を本体と一緒にバイアステープで縫い合わせ。
この作り方も元のポーチと全く一緒。
中が見やすいように明るい色の裏地に。
ファスナーのつまみは掴みやすいように
厚めの牛革で挟んで大きくし、アクセントにも。
どうせなのでふたつ作ってしまって、どちらか実物で選んでもらおうと、革製も作ることにしました。
(残った方は自分で使えばいいし。)
素材は豚革です。(アメ豚。)豚革は薄くて軽いのに適度な硬さ(ハリ)があり、
特徴的な毛穴の跡が単色でもアクセントになるかなと。
摩擦にも強くて丈夫なんですよ。完全国内需給ですしね。
手で持つとこんな感じ。
革は布で作るのとは同じ縫い方、作り方が出来ないので
中の寸法が同じでも外寸が大きくなりました。
中の裏地はありません。
仕上げ剤を塗った革をそのまま裏にしました。
つまみの革はこちらも牛革ですが、
ファスナーを開けた時はえんじ色、閉めた時は白が見えるように
二色で挟んであります。
自分でも「新年最初にいい仕事が渡せるな~」と思えるくらいやりきれた感じです。

結局、ありがたいことに二つとも気に入って頂けて、即断で二つとも購入してくださいました。
ちょっと自分でも使ってみたかったな~、という気持ちもあったんですが、
大変うれしい誤算でした。