2016年7月9日土曜日

鮭の醤油干し


スーパーで安い鮭のあらを見つけたので、久しぶりに「簡単鮭の醤油干しもどき」を作りました。
以前友人たちで集まったときに持っていったら好評だったのと、作り方を聞かれたので紹介してみます。

鮭は、サーモンではなく銀鮭や白鮭などを選ぶとよいです。
輸入のサーモン(トラウト)などは「あら」の場合ハラミであることが多いので、脂っぽくなる上に食べられる部分が少ないです。(ただし、つまみの感じで食べるとか、リッチな感じで食べたいのであれば、それはそれでおいしいです。)

こんな感じのしっぽに近い部分のあらの場合、骨もないので捨てるところがほぼ無い。最高です。
(安い上に、無駄も手間もない・・・こういうのを見つけたときはたまりません!)
これで大体370グラム位でした。

これを液に漬けます。
ポリ袋に醤油とみりんを4対1くらいで入れてそこに鮭を入れます。
漬け液の量がよくわからなかったら、先に袋に鮭を入れてから軽くもみほぐしながら醤油を少しづつ入れ、全体に回るくらい入ったらそれに対してちょうどよくなる量のみりんを足します。そのあと液がよく混ざるように袋の上からもむようにして混ぜることをお忘れなく。

今回は漬け液の量が多すぎました…もったいない。

入れたら、空気をできるだけ抜いて袋の口をしばり、均等に漬かるように平らにしてから万一袋が破れてもいいようにお皿かトレーの上に乗せて、冷蔵庫へ。
(塩気の違いや切り身の大きさなどでも違いますが、30分~1時間位。)

漬かり具合の目安は、
・身の表面に少し透明感が出る。
・身に醤油の色が少しついている。
・表面がトロっとしてくる
といった感じ。

そしたら、袋から取り出して表面の水気をキッチンペーパーなどで取ります。
網などに並べます。
なければ、巻き簾に乗せたり、箸をお皿の上に並べてそこに乗せたり。
要は身が浮いて下側も空気が通って乾きやすくできればよいのです。
どうしても無ければ、皮目を下にして皿に並べてもできますし。
ちょっとわかりにくいけど、表面の様子。
こんな感じに並べます。
並べたら下にお皿やトレーを置いて、液が垂れてもよいようにして冷蔵庫に入れて一晩ほど乾かします。(袋も何も書けず、裸で入れます。)

上の写真が乾燥後。写真では違いがあまりよく分かりませんが、表面を触るとぺたっとした感じですが水気は手につきません。
(ちなみに乾燥後は300グラム位になっていました。)

これで出来上がりです。

漬け液の内容は甘めが好きならみりんを増やせばいいし、みりんなしでもOK。今回も少し入れましたがお酒を入れるのもよし。特に醤油だけだと辛くなりすぎることがあるので入れることを勧めます。また、みそを入れたり醤油を白醤油に変えたりハーブやコショウを入れて洋風にしたりアレンジは色々です。
魚も鮭ばかりじゃなくて、ブリとか鯛とか、鰆、ニギスなどでもおいしいです。

焼くときは、漬け液のせいで少し焦げやすいのでご注意。

これ、普通に焼かずに鍋などで少しスモークをかけてやるとまた違った雰囲気のおいしさです。

色々細かく書いたけど、一度作ってみたら結構いい加減でも簡単においしくできます。
お試しを。


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